このサイトは、WordPress を題材に AWS を自分の手で構築しながら学ぶ学習サイトです。読む前に、何を目指すサイトで、どの順番で進めるかをここでつかんでください。
このサイトの目的
AWS は部品が多く、本を読むだけでは「なぜその部品が要るのか」が分かりにくいものです。このサイトでは、WordPress という身近なアプリを AWS 上で 1 つずつ組み立てながら、各サービスの役割・料金・片付けまでを体験で理解することを目的にしています。
- VPC・EC2・RDS・ALB・CloudFront を、AWS コンソールで自分の手で構築できるようになる
- 構成図を自分で描けるようになり、それぞれのサービスを置く理由を説明できるようになる
- 料金の仕組みを知り、使い終わった環境を停止・削除して費用を抑えられるようになる
- 学んだ用語を、資格試験(CLF / SAA)の言葉につなげる
見てほしい人
- AWS を初めて触る人。アカウントを作ったばかり、またはこれから作る人。レンタルサーバーや WordPress の経験はあっても、クラウドは初めてという人を想定しています
- 資格(CLF-C02 / SAA-C03)を目指す人。問題集だけでは覚えにくい概念を、実際に作って確かめたい人
- エンジニアとして一歩進みたい人。手で作った構成をコード(CloudFormation)で再現し、冗長構成やバックアップの仕組みまで扱いたい人。この部分は有料記事で扱います
プログラミングの経験は不要です。コマンドを打つ場面は、そのまま貼り付けられる形で載せています。
始める前に用意するもの
- AWS アカウント(作り方は Day 01 で説明します。クレジットカードまたはデビットカードが必要です)
- パソコンとブラウザー。スマートフォンだけでは AWS コンソールの操作が難しいためです
- 1 日 30〜60 分の時間。各 Day はこの長さで終わるように作っています
学習する順番
Day 01 から順番に進めてください。前の Day で作ったものの上に次の Day を重ねていくので、途中から始めると前提がそろいません。全 20 回のうち、無料記事が 16 回、有料記事が 4 回です。有料記事を飛ばしても、無料記事だけで第 4 週の最後まで進めます。
第1週 AWSの土台を手で作る
自分で作ったVPC内のEC2でWordPressが動く
- Day 01 AWSアカウントとIAMの最初の一歩
- Day 02 料金の仕組みと安全装置
- Day 03 AWSの地図と、WordPressを建てる7つの方法
- Day 04 VPCを自分の手で切る
- Day 05 EC2を起動してWordPressを入れる
第2週 本番構成を手で組む
RDS分離・HTTPS・CloudFrontで公開し、その構成を1ファイルで再現
- Day 06 RDSでデータベースを分離する
- Day 07 ドメインを「取る」「取らない」2つの道
- Day 08 ALBを置いて入口を一本化する
- Day 09 CloudFrontを前に置いて、HTTPSと高速化
- Day 10 ここまでを1ファイルで建て直す(CloudFormation) 有料
第3週 安定する構成と防御
ECS+EFS、自動復旧、Multi-AZ、WAF、復元演習(運用に必須ではないが、学びとして通る週)
- Day 11 コンテナとFargateの考え方
- Day 12 ECS Fargate+EFSを手で起動する
- Day 13 ECSをコードにして、自己修復とスケールを体験 有料
- Day 14 冗長構成にする(Multi-AZ・Auto Scaling) 有料
- Day 15 WAFで守り、バックアップから戻す
第4週 守る・見る・安くする
S3長期保管、静的化、監視、コスト最適化、資格ロードマップ
- Day 16 S3で長期保管する(ライフサイクル・Glacier・AWS Backup) 有料
- Day 17 S3静的化で月150円にする
- Day 18 CloudWatchで見える化し、異常を知らせる
- Day 19 コストを最適化する(Graviton・Savings Plans)
- Day 20 総まとめ、資格ロードマップ、次の一歩
第 3 週は、実際の運用で必ず必要になる内容ではありませんが、コンテナと自動復旧の考え方を学ぶために通る週です。第 4 週では費用を月 150 円前後まで抑える形にたどり着きます。
学び始める前に、費用を確認
教材の料金と、実習で使う AWS の利用料は別のものです。基本の記事は無料で読めます。
基本は、無料の教材から。
全16回の無料教材を計画
- コンソールでの基本的な構築手順
- 構成図と、各サービスを使う理由
- 料金の考え方、確認リストと片付け
- 資格学習につながる概念と想定問題
さらに学びたい人の応用教材。
全4回の有料教材を計画
- CloudFormationによる構築のコード化
- Multi-AZ・Auto Scalingの冗長構成
- S3のライフサイクルと長期保管
- 完成版コードと応用の考え方
構成別のAWS利用料を見る
以下は設計時の概算(2026-10-31、1ドル=150円換算、24時間稼働)です。現在の料金を保証するものではありません。無料枠やクレジットを適用する前の目安としてご覧ください。
| 到達Day | 構成 | 参考月額 |
|---|---|---|
| Day 6 | EC2+RDS | 約4,500円 |
| Day 9 | CloudFront+ALB+EC2+RDS | 約7,275円 |
| Day 12 | ECS Fargate+EFS+RDS+ALB | 約7,695円 |
| Day 14 | 上記のMulti-AZ化 | 約11,000円 |
| Day 17 | S3+CloudFront(静的化) | 約150円 |
料金は構成・リージョン・稼働時間・通信量で変わります。無料利用枠の条件はアカウントにより異なります。AWS公式の無料利用枠FAQと料金計算ツールをご確認ください。実習後は、削除するリソースと残る費用を確認しましょう。
AWS の利用料の考え方は次のとおりです。
- 第 1〜2 週の構成は、AWS の無料利用枠の範囲内なら 0 円で進められます。枠を使い切った場合の目安は各 Day とトップの構成図に書いています
- 金額は 24 時間動かし続けた場合の概算です。学習が終わったら EC2 や RDS を停止すれば、月 数百円程度に抑えられます
- ALB や NAT ゲートウェイのように停止できないサービスは、学習後に削除します。各 Day の最後に「今日の費用と片付け」として手順を置いています
進め方のコツ
- AWS コンソールとこのサイトを左右に並べて、手順を見ながら操作してください。画面幅 640px でも読めるように作っています
- 各 Day の最後にある「このDayを完了にする」を押すと、進み具合がこのブラウザーに保存され、トップから続きに戻れます
- うまくいかないときは、各 Day の「つまずきポイント」を先に見てください。設定を変える前にエラー文を読むのが近道です
- その日のうちに片付けまで終えてください。翌日に持ち越すと、停止し忘れによる課金が起きやすくなります
有料記事について
有料記事は、手で作った構成をコード(CloudFormation)で再現し、冗長構成やバックアップの仕組みを扱う回です。エンジニアとして AWS を仕事で使いたい人向けで、note で販売しています。無料記事だけでも WordPress を AWS で公開し、費用を抑えて運用するところまで到達できます。